水筒の塗装のはがし方!塗ってはいけない箇所も紹介

  • 2023年9月18日
  • 2024年7月10日
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塗装が剥がれて口に入るかも…

我が家の水筒は全員、写真のようなスリムなタイプを使っていますが、経年、及び食洗器で洗っているせいか、最近、表面塗装の剥がれがかなり激しくなってきました。

爪でカリカリやると剥がれ落ちる状態で、食洗器の中にもそのカスが溜まっていることもあります。

口に入ると間違いなく有害なので買い替えたいのですが、1本2000~3000円するので、3本買うと1万近くの出費になってしまいます…そして買い替えたとしても同じような使い方をすればまた塗装は剥がれてくることは明らかです。

ちなみに写真の黒い水筒はタイガーのこれです↑

キャップとパッキンが一体になっていて、洗う時手間いらずで重宝しています。もちろん保温機能もばっちりです。

そんなお気に入りの水筒なので、きれいにしてより永く使える方法を考えました!

塗装を全て剥がす!

中途半端に塗装が剥がれるとそのカスが出るので、いっそのこと表面の塗装を全て剥がすことにします!!

爪やスポンジでカリカリ削ると剥がれますが、少しずつなので相当な時間と手間がかかりそうです。

ということで、これを使うことにしました。↓

地球に優しい、水で洗えます、と書いてあり良さそうです。しかも1000円でおつりがくる!

底のシールは剥がしてはいけない!

塗装剥がし液を塗るので、水筒に付いているシールも全て取ってしまいたいところですが、底のシールは剥がしてはいけません。

水筒は板が二重になっていて、その間の部分を真空にすることで、保温能力を高めています。

製造する時、その真空状態を作る際に最後に底の部分に溶接をして封をしています。

底のシールは、その溶接部分を保護するためのものなので、剥がしてはいけません。

もし溶接部分が損傷したりすると、真空ではなくなり保温機能が無くなってしまいます。

今回の塗装剥がし液も塗らないようにしましょう。

塗らない部分にテープを貼る

底のシールには塗らないので、剥がし液がかからないようにテープを貼って養生します。

テープはマスキングテープやガムテープを使っています。劣化を防ぐため、プラスチック部分やパッキンに剥がし液がかからないようにテープを貼ります。

注ぎ口に樹脂パーツがある場合は、それも外しておきましょう。

剥がし液を塗った後は洗い流すので、剥がし液や塗装のカスを含んだ液体が中に入らないように開口部分もガムテープで塞ぎます。

塗装剥がし液を塗り付けます

溶剤の臭いがするので、外でやるのがよいです。使い捨てのラテックスグローブを装着します。

筆で塗っていきます。筆は習字や絵画用などの使い古しでOKです。垂れるかどうかぐらいにたっぷり塗ったほうがよいです。

↑塗り終えた状態です。1分も経たないうちに早速塗装が浮き上がってきます!!

↑20分ぐらい経ったら、たわしで擦りながら洗い流します。ペラペラになった塗装が剥がれ落ちます。排水口が詰まる原因になりそうなので、ネットなどで回収したほうがよいです。

もともと側面に貼ってあったメーカーの注意書きシール(やけどに注意)の部分は、塗装が傷んでいないのか、なかなか剥がれてくれません。他の残った部分にも再び剥がし液を塗り、洗い流しを行います。

できました!完成です。

塗装が剥げにくい部分へ2,3度塗りして、100mlの塗装剥がし液1ビンのうち4割ほど使用しました。水筒1本だと、1~2割を使用する計算です。

食洗器で洗っても金属表面が傷むことはありませんでした。これで塗料剥がれを気にせず快適な水筒ライフが送れます。