スタッキングシェルフは作れる!!

  • 2023年4月3日
  • 2024年7月10日
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DIY

おしゃれだけど高いから好きなサイズで自作だ!

スタッキングシェルフ、素敵ですよね。最近はMUJIやニトリなどでも売っています。こんな感じの格子状・階段状のオープンな棚です。

本棚にしたり、お気に入りのものをディスプレイしたりと、いろいろな使い方ができます。

また、背面に板が無くオープンなので、圧迫感なく、設置してもスッキリとした印象になります。

でもちょっと高いし、好みのサイズのものがないこともありますよね。

ということで、自分が欲しいサイズで作ってみました。思っているより簡単に、お安く作れますよ~!

 

全体図

大きすぎず小さすぎずの内寸30cm奥行25cmとして、こんな感じの4段のスタッキングシェルフを作ることにしました。ちょうど階段の下のスペースに置くことができます。

ニトリで買うと4万円ぐらいしますが、こちらは1万円台で作れます。

組み立ては、下の図のように、くしの形のユニットを4段重ねて作るイメージです。

ユニット間には木ダボを埋め込みます。

ちなみに、個人が作るので強度上有利な横勝ち(横の板が通る構造)としています。これで組み立てに難があってもまず壊れません (笑)

では詳しい作り方をご紹介します。

 

 

材料

用意するものは下記のとおりです。我が家は全体的に白っぽいので存在感なく溶け込めるように白い棚板にしました。

・メラミンカラー棚板 1800×16×250mm 5枚

・メラミンカラー棚板 600×16×250mm 1枚

・木ダボ Φ6×60mm 28本

・八幡 スリム皿ネジ Φ3.3×30mm  123本 

・隅金 L型 36×36mm 7個

・隅金 T型 47×40mm 12個

・木口テープ ホワイト 16mm巾×2m

 

板材の切り出し

上の図のとおり、長さ1800mm、600mmの板から切り出します。ホームセンターのカットサービスを利用すると手間がかからず、綺麗に切り出してくれます。

4段目の最後の※印部分は、カット時にのこぎりの厚み分が削られてなくなるため、280mmほどになってしまい、300mmの板として使えませんでした。1カット5mmぐらいは無くなる計算です。板取計画時には、注意が必要です。

 

横板の加工

上の図のように、板に穴をあけます。

Φ1.5mm穴はネジ用の下穴です。Φ6mm穴は木ダボを入れる穴です。

図のとおり、穴をあける位置に罫書きます。

穴の中心部分をキリで突いておくと、穴あけ時に、ドリルの位置合わせがしやすいです。

穴をあけます。内側がネジ用のΦ1.5mm穴、外側が木ダボ用のΦ6mm穴です。

Φ6mm穴に木ダボを挿入します。穴径と木ダボの外径はピッタリなので、ハンマーで押し込めば固定されます。板の底面とツラになるまで押し込みます。

この調子で、他の部分も図の通り、穴あけと木ダボ埋め込みをします。

 

縦板の加工

上の図のように、縦板の上面または下面には、木ダボを受けるための穴が必要となります。

木ダボの外径と同じΦ6mmにするとピッタリ固定できそうですが、おススメしません… 穴あけ位置の誤差がでるので、全体を組み立てる時に板がズレてついたりとうまくいきません。

ここはΦ6mmではなくΦ9mmの穴をあけましょう。横板の時と同様に罫書いてから穴あけします。

木工用のドリルが穴あけしやすいです。

穴あけした状態です。後の全体の組み立て時に、木ダボとこの穴を合わせます。

 

各ユニットの組み立て

上の図のように、横板①~⑤に縦板A~Cを取り付けて各段のユニットを作ります。

一番下の4段目は、上面と下面の横板に、縦板をネジで固定します。

2段目、3段目は上面の横板に、縦板をネジで固定します。

ネジは板厚分までねじ込んでから、縦板を添えてねじ込むと、やりやすいです。

ネジは板の面から出ないぐらいまでねじ込みます。

※印の部分は、ネジにすると上から見えてしまい見映えが良くないのでネジではなく、木ダボを埋め込んだ上で木工用ボンドで固定します。

 

ユニット同士の組み立て

上の図のように、ユニット同士を固定します。下から順に積み上げていきます。

上側のユニットの縦板の下面に、木工用ボンドを塗布します。穴部分にもたっぷり入れて、下のユニットに合わせます。(撮影の都合上、ユニットでなく板単体になってます…ご容赦下さい)

接合できました。はみ出したボンドは拭き取ってください。多少残っても乾いたら透明になるので問題ありません。

同じ要領で、一番上の段まで積み上げるとほぼ完成ですが、さらに横揺れに強くするために、裏側に隅金をネジで取り付けます。

ネジで固定します。ネジは棚板の固定で使ったものと同じです。裏側なので、ユニクロメッキ品が安くあれば、それでもよいと思います。ホワイトのものより安いと思います。

後ろが壁の場合は、シェルフの角が当たると傷が入ってしまいます。気になる人は100均のコーナークッションを切って貼ると丁度良く角を保護できます。

本が落ちないように木の棒(我が家は9mm幅×4.5mm高さ)の奥に設置するのもよいです。目立ちにくいようにシェルフと同じ白色で塗装しました。

ただし、接着で付けたところ、本で押されて半分ぐらい取れてしまいました…  釘などで固定する方が良いかもしれません。

板をカットしたままだ切り口は板材の茶色の断面で見映えがよくないので、化粧面と同じ色の木口テープを貼ります。今回は16mm巾のホワイトのものを貼ります。ホームセンターなら85円/mでばら売りしています。

完成です!

 

コスト

今回かかったコストをまとめました。市価の1/3位でできました!

欲しいサイズのものを安く作成できて大満足です。

ユニットを作成して組み立てるだけで難しい工程はないので、好みのサイズの棚をお安く準備したい方は参考にしていただけると嬉しいです。