トイレの水が止まらない時

  • 2024年7月17日
  • 2024年8月1日
  • DIY
  • 642view
DIY

アラウーノの洗浄水が止まらない

用を足した後、洗浄水を流したはいいけど、アラウーノの洗浄水が止まらないことがあります。

何度かは、便座の電源ケーブルを抜き、リモコンの電池を抜いてからそれぞれ再起動することで解決していたのですが、いよいよそれでは水流が止まらなくなってしまいました!

止まらない洗浄水にパニックになりながら何とか止水栓を閉め、物理的に止めることができました。

Panasonicのマニュアルを確認すると、

「部品の不具合が考えられますので、修理手配をお願いします」

とあります。

修理手配となれば数万円必要になりますが、この度、なんと数百円の出費で対処できましたので紹介します!

原因は弁の異常

用を足して洗浄する度に、水を出したり止めたりしているのが、便器洗浄弁です。

便器のこの下図に示すところの中にあります。

下のような部品です。

この便器洗浄弁は、下図のとおり、ダイヤフラムというゴムのような柔らかい素材を押し込んだり離したりして水の通り道の開閉をしています。

ダイヤフラムを押し込むのがプランジャですが、その先端はゴムになっています。

このゴムが経年劣化で凹んだりすると、うまくダイヤフラムを押し込むことができないため、水の通り道を閉めきれず、洗浄水が流れ続けることになります。

プランジャはONLINEJPさんで購入ができます。(→こちら

なんと380円です!この金額で直せてしまいます。

洗浄水が止まらないのはこの原因が多いようです。

凹んだゴムは元に戻りませんが、このゴムはプランジャに含まれているので取り換えが可能です。

ということで、プランジャを新品に取り換えます。

部品の交換

まずはコンセントを抜きます。次にPanasonicの取説に従い(→こちら)止水栓を閉め、ホースも取り外します。

水がポタポタ出るので洗面器などで受けましょう。

便器洗浄弁の下部にあるストレーナも外しておきます。これもPanasonicの取説にやりかたが載っています。(→こちら

次に、便フタを外します。

取説にやり方(→こちら)が載っています。

フタが外れました。次に便器洗浄弁が収まっている本体部分のカバーを外します。

背面寄りの壁との隙間に、2つのネジで固定されています。

前寄りの辺は本体に差し込まれているので、背面寄りへスライドさせるように上げ、取り外します。

カバーが外れました。便器に向かって左奥にあるこの部品が便器洗浄弁です。

これの電磁弁部分を取り外します。

便器洗浄弁につながっているホースを外します。クランプでついているのでペンチで挟みながら抜きます。

次に、電磁弁のネジにアクセスするために、便器洗浄弁を引き出します。(完全には取り出せませんでした)

便器洗浄弁は2つのネジ(赤丸部分)で固定されています。右側のネジはかなり奥にあるので、ロングドライバー必須です。

オレンジ色の丸のネジはおしり洗浄用の弁を固定しているネジです。

便器洗浄弁とおしり洗浄弁はつながっているので、こちらのネジも外しておくと作業がやりやすくなります。

ロングドライバーは250mmかつ日本製の下記のものがおススメです。

便器洗浄弁を上へ引き出した状態で、電磁弁のネジ(3つ)を外します。割と強引ですが気にしない・・・

電磁弁が外れた状態です。本体側にダイヤフラムが見えます。手前にある丸い筒がプランジャです。

プランジャの奥にはバネがあるので無くさないように注意です。

プランジャの新旧比較です。古い方(左)は表面が凹んでしまっています。

後は逆の手順で元に戻しましょう。

無事流れました!

完全に自己責任の範囲になりますが、380円で直せますのでぜひお試しください!!

☆ ☆ ☆

我が家は2か所のトイレにおいて、同時期に同じ機種のアラウーノを導入しました。今回不具合が起きたのは、使用頻度のかなり低い方のトイレでした。ダイヤフラムをゴムで長時間押し込み続けたことによりゴムに残留ひずみが発生し、これが不具合を引き起こしたのかは不明ですが、これからは2か所のトイレを満遍なく使用していこうと思います。