PCモニタを『横+縦』で2画面壁掛け!

  • 2023年2月23日
  • 2024年7月10日
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DIY

ウィンドウがせせこましかった1画面

1つの画面でせせこましく作業。色々なウインドウを1つのモニタにパズルのように配置し、モニタの半分のサイズにしようとしてはボンっとウィンドウが大きくなったりしてイラついておりました。

画面を4分割等するアプリ等を試してみたものの、時と場合により様々な組み合わせでウィンドウを配置したいのと、しばしば1画面で見たい場合もあり、思うようにマッチしないためモニタを1つ追加することにしました。

配置は『横+縦』に決定!

机の幅が110cmのため、横幅が50cm以上の24インチモニタであると、『横+横』の場合、机がモニタでいっぱいになってしまうのと、端から端まで目線の距離が長く、一目で全体を見ることができないため、横+縦にすることにしました。

横のモニタはいつもの作業、縦のモニタは2つのウインドウを上下に配置したり、縦の文書等の縦長のものに使用することに。目線を大きく動かす必要もなく、思った以上に縦コンテンツがあり大変快適な作業スペースとなりました。

2台も机に置くと、モニタの基部の周りに埃はたまるし、見た目大層でごちゃつくので、机上をすっきりさせるためにモニタを壁かけにすることにしました。

モニタと壁掛け金具

モニタはDELLのS2421HN、24インチです。単品であればフレームの幅がある程度あっても何ら気にならないのですが、2画面にするのであれば、目線の移動が円滑で場所もとらないフレームレス(そして安価)にしたく探した一品です。

会社のモニタを見ていても思うのですが、毎年フレームレスが進んでおり、もはやフレームが10mm以上あるものは空間の無駄かつダサいイメージになってきていますね。ひと昔前だったら全然そんなことないのに。これまでフレームは液晶画面を巻き込んで(被さって)おり、ある程度の幅がありましたが、本品は枠にはめ込んでいるだけでフレームと画面が面一となっている上にフレーム自体は1mm程しかありません。下辺のみ、操作ボタンの配置やモニタの重量を支えるためなのでしょうか、15mmのフレームが被さっていますが、1辺だけなので全く気になりません。

このモデルはスピーカがありません。パソコン本体にスピーカがついていたことと、スピーカ付き(S2421H)の価格の方が当然高額なため、スピーカ無しのS2421HNとしました。

2021年、DELL公式サイトにてなぜか破格の¥12,000/台で購入。2023年現在は¥20,000/台です。半導体不足かインフレか・・・

では次に、壁面への取付金具いきましょう。横用と縦用は別の金具です。どちらも3000個以上売れている定番商品のようです。

横置きにはイーサプライのEEX-LA022を使います。壁からモニタ背面までが3.4cmと、かなり隙間が少なくモニターを取り付けることができます。また、角度は上下のみ調整可能なタイプです。

縦置きにはイーサプライのEEX-LA024を使います。こちらは壁からモニタ背面までは7.4cmです。こちらは上下左右の角度調整が可能です。

それぞれの壁からのモニタまでの距離が違うのですが、その理由は後ほど・・。

壁に金具を取り付ける

まずは金具を取り付ける位置を決めます。配置図にまとめました。

高さ方向ですが、縦のモニタは上下に幅広く見れるので、机の面から15mmまで寄せます。横のモニターはそこまで落とすと見にくいので、机から45mmの位置にします。

横方向は、2画面の中心(図の赤線)が、見る人の位置と合うように位置決めしてください。

ネジ穴をあける点は、マスキングテープを貼った上で、十字の目印を付けてから、穴をあけるとやりやすいです。

縦横の金具ともに、取付は上下2点のネジ留めです。壁に芯材などの下地があることを確認してから穴あけ、ネジ留めをしましょう。

↓丁寧な取扱説明書がありますので、参照しながら取り付けます。

壁面へ金具の取付ができました。次はモニタへの金具の取付です。

モニタへ金具を取り付ける

モニタ背面のVESAマウントのフタを外したら、4つのネジ穴があるので、それを使って金具をネジ留めします。しかし、ここで問題が・・

なんと、縦置きの方の金具が、モニタの取付部の凹んだ部分に入りません・・金具の幅が少し大きすぎたようです・・削るしかない!ということでグラインダーで左右4mmぐらい削りました。

左右の薄くけがいている線まで削りました…

ディスクグラインダーは高儀のものがお手頃な価格でおススメです。可変速機能を搭載しているので、低回転にすることで、周囲への騒音を最小限にすることができます。(グラインダーは高回転なのでかなりの音量になります)

削らない場合は、ボルトにスペーサ(厚さ8mm)をかませて、モニタの外側にはみ出した状態にするという道もあります。この場合、壁からの距離が8mm大きくなりますが、許容できる場合はそれでも良いかもしれません。

モニタの金具取付部分の深さは約7mmです

無事、モニタへ金具の取付ができました。

モニタの取付と角度調整

横置き金具

縦置き金具

上下の角度は、横置き、縦置きともに、金具側面のネジ(黒矢印)を緩めれば調整ができます。

左右の角度は、縦置き金具のみですが、下側のナット(赤矢印)を緩めれば調整ができます。

上からみた図です。

縦置きのモニタは見る人に向かって、横置きモニタの面と合うまで傾けます。これが壁面までの寸法がそれぞれ異なる理由です。縦置きを傾けることで、見やすくなり、また2画面の一体感が出ます。

横置きモニタの下から出ているケーブルはHDMIケーブルです。HDMI端子は2つあるので、片方を仕事のノートPCなどを拡張で使いたい時に使用しています。

使ってみて

奥行は壁からモニタ表面の距離が8cmです。机に大きくせり出さず、かつ、壁に近すぎて熱がこもったり埃がたまったり、ということもなく。無駄の無いデザインで大変気に入っています。おススメです!