ミネラルウォーターの買出しは大変
実家には古い浄水器がありましたが、いつしか壊れてしまい、ペットボトルのミネラルウォーターを買い出ししていました。これがかなり手間と労力がかかります。
これから歳を重ねると買い続けることはできなさそうなので、新たに浄水器を取り付けました!
シャワー付きの水栓にはつかない…
台所にシャワー付きの水栓が付いている方は多いと思います。ホースが内蔵されていて、シンクを流して掃除する時などかなり便利です。うちの実家もこのタイプです。
しかしながら、このシャワーやセンサー付きの水栓などは蛇口が特殊な形状なので、浄水器を直接付けることはできません…
でも諦めるのはまだ早いです。浄水器を付ける方法はありますので最後までご覧ください!
取り付ける浄水器はコレ!
まずは浄水器の選定です。
様々な浄水器ありますが、どれをつけたらよいのか、検討しました。
今後のことを考え、メンテナンスの容易さ、コストパフォーマンスの2点をポイントに選定しました。
水道に直結する浄水器は大きく分けて下記の3タイプです。
その中でも、設置が簡単でコストパフォーマンスに優れる「蛇口直結タイプ」がオススメです。カートリッジも見えているので、容易に交換ができます。
「水栓内蔵タイプ」はシンク周りがスッキリしてよさそうですが、本体価格とカートリッジ寿命を考えるとコスト面ではあまりよくありません。
「ビルトインタイプ」はシンク周りがスッキリして、カートリッジ寿命も長いですが、本体価格がかなり高価です。家の新築時なら施工も併せてお得に導入できるかもしれませんが、途中で追加する場合には向いていません。また、カートリッジがシンク下にあるので、狭いスペースに潜り込んでの交換は年配の方には少しつらいと思います。
「蛇口直結タイプ」の中でも特にオススメなのが、PanasonicのTK-CJ12です。
なんと、カートリッジ寿命が蛇口直結タイプの中ではダントツの1年間です!ビルトインタイプ並みの寿命です。
さらに本体、カートリッジともにお手頃な価格です。
そんなコストパフォーマンスに優れる浄水器ですが、ろ過性能も十分あり、17種類の物質をしっかり取り除いてくれます。
浄水器はこれで決まりです。
水栓を追加する
次に、浄水器をどう取り付けるか、です。
前述のとおり、シャワー付きの水栓には付かないので、浄水器専用の立形自在水栓を新たに追加して、そこに取り付けます。
水栓はカクダイの浄水器取付専用のものです。
洗い物などの作業の邪魔にならないコンパクトなサイズになっています。
水栓はこれで決まりです。
取り付け!
TK-CJ12の中身です。本体と蛇口に取り付けるためのパッキンが入っています。
カクダイの水栓にはこの外したパッキンと取付用のリングを使用します。
パッキンを本体に取り付けます。
カクダイの水栓です。
水栓の浄水器が入る部分のスペースの実測寸法です。
大概の浄水器は入る大きさと思います。TK-CJ12以外の浄水器を取り付ける方も、入るかどうか参考になると思います。
蛇口の先端は膨らみがあります。ストレート部分のパイプ外径はφ16mmです。
水栓に取り付け用のリングとナットをはめ込みます。
浄水器が取り付きました。これからシンクへ取付を行います。
シンク左上の平らな面に穴をあけて取り付けます。うちの場合はもともと古いビルトインタイプの浄水器があったので、その穴を利用しました。
新らたに穴をあける場合は、ホルソーを使うときれいに開けることができます。今回のカクダイの水栓に適した穴径はφ22~27mmです。
うちの場合は古い浄水器用にφ38の穴があいています。今回の水栓を付けるには大きすぎるので、ステンレスの座金を間に入れて取り付けます。これで取付部分の穴がφ24mmになります。
水栓に座金を入れてみた状態です。中央の空いている部分にシンクが挟まるイメージです。
水栓のナットを回すには、「立カラン締め」という工具を使います。スパナなどは横向きにスペースが要るので、狭いシンク部分では回すことができません。
立カラン締めをは縦方向に細長いので、隙間に入りうまく回すことができます。なかなか優れた工具ですが、これ以外には使い道はないかも…
取り付けは、一人が上から水栓の位置が中央になるように支えて、もう一人が下からナットを回すとやりやすいです。
水栓のシンクへの取付ができました。次に配管をつなぎます。
水栓へはステンレスのフレキパイプをつなぎます。
フレキパイプのナットも立カラン締めを使って締めます。
立カラン締めの先端は上が対辺25mmになっていて水栓のナットに合います。下の部分は対辺が23mmでフレキパイプのナットに合うようにできていますので、フレキパイプには下側を合わせて回します。
付属のパッキンがあるので、忘れずに入れましょう。
水栓へフレキパイプが取り付きました。次に水道管へフレキパイプをつなぎます。
右の水道管にある分岐の継手につなぎます。(これも古い浄水器で使っていたものです)
分岐の継手のマイナスねじを回して水を止めておきます。
フレキパイプは手で簡単に曲がりますので、分岐の継手に合うように曲げます。
コンパクトには曲がらないので、フレキパイプの長さは余裕をもって決めた方がよいです。図に示す通り、縦横寸法の合計で決めるとよいと思います。(うちの場合350+450=800mm)
ナットを締めこみます。この部分はスパナが使えます。
フレキパイプがつながりました。後は、継手のねじを緩めて通水して水漏れがなければOKです。
完成です!
水栓のレバーを倒すと水が出ます。浄水器のタンクが向かって右側に出っ張っているので、扱いやすくするために、本来の向きとは反対の左側にレバーがくるようにしています。
レバーは少し倒しただけでかなりの水量が出ます。
お手軽に浄水器を付けたい人はぜひ参考にトライしてみてください!